介護施設は、用途や目的のほかにも利用できる高齢者の要介護度によっていくつかの種類に分かれています。
これによってその高齢者が必要な介護やサービスを選択できるようになっているのですが、そこにある問題点として指摘されているのが「介護施設のサービスで対応しきれない高齢者の増加」です。
元々介護施設の種類は介護を必要としている人向けのものと介護予防向けのものなどが代表的なもので、施設の種類によってどこまでの介護サービスを提供しているのかが異なります。
このため高齢者がどの介護施設の種類であれば必要な介護サービスが受けられるのかどうか検討する必要があるのですが、中には必要な介護サービスが受けられない高齢者も少なくありません。
その背景には施設の種類によって入居できる要介護度が指定されていたり、持病の有無や看護師や医師などの医療体制が整っているかどうかなどが大きく関係しているのです。
ほかにも介護予防を中心としている介護施設では重度の介護が必要になった場合は利用できなくなったり、医療依存度も高くなるとどうしても介護施設への入居が難しくなるなどの問題も発生しています。
このような介護施設の種類に関する問題点を改善するための対策として、まずは介護施設の種類とその特徴について利用する高齢者やその家族が知識を深めておく必要があります。
ケアマネジャーや生活相談員を仲介すれば説明を受けられるので、そこで今利用できる施設の種類や介護施設選びのアドバイスを受けるのがおすすめです。